7 シリーズ デバイスおよび Zynq 7000 では、温度グレードを指定して SSN 解析の精度を向上できます。正しい温度グレードを指定してください。温度グレード情報を追加するには、次のいずれかの Tcl コマンドを使用してから、SSN 解析を実行します。
set_operating_conditions -grade Commercial
set_operating_conditions -grade Industrial
set_operating_conditions -grade Military
set_operating_conditions -grade Q-Grade
set_operating_conditions -grade Extended
注記:
UltraScale アーキテクチャでは、温度グレードはパーツ名に含まれており、SSN 解析に自動的に組み込まれます。
ヒント: 動作条件を確認するには、
report_operating_conditions
-grade
コマンドを使用します。温度グレードをデフォルトにリセットするには、reset_operating_conditions -grade
コマンドを使用します。また、次の点にも注意してください。
- デフォルトでは、温度グレードはプロジェクトで使用されるデバイスに基づきます。
- エラボレート済みデザインで SSN 解析を実行する際は、ターゲット パーツのデフォルト温度グレードを変更できません。
- 動作条件は、消費電力解析にも使用されます。消費電力解析に影響する動作条件については、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 消費電力解析および最適化』 (UG907) の「Tcl プロンプトからの消費電力解析の設定」を参照してください。