AMD UltraScale™ アーキテクチャのメモリ IP は、FPGA ユーザーデザインおよび AMBA® 仕様の AXI4 スレーブ インターフェイスからサポートされる外部メモリ デバイスへの通信用に、あらかじめ設計されたコントローラーおよび物理層 (PHY) を使用するメモリ コントローラーを定義します。高速メモリ インターフェイスは、次に従う必要があります。
- クロッキングおよびスキューの要件に基づくピン配置要件
- メモリの I/O バンク内でのバイト レーンの使用に関する規則
- 物理的なピン割り当ての要件
メモリには、ハード メモリ コントローラー専用の I/O ピン (DDRMC) もあります。これらのピンは、ハード メモリ コントローラー以外には使用できません。デザインでこれらのピンを使用しない場合でも、これらのピンを GPIO に使用することはできません。
パフォーマンスの面では、メモリ IP の最終的な構成は I/O 割り当てに依存するので、IP の I/O を割り当てるまで IP のインプリメンテーションを完了することはできません。そのため、この IP の I/O 割り当てとインプリメンテーションは、ほかのほとんどの IP とは異なる方法で処理する必要があります。この章では、UltraScale アーキテクチャのメモリ IP の I/O プランニングおよびインプリメンテーション プロセスについて説明します。
推奨: メモリ コントローラーのポートのグループ化および I/O バンク割り当てに関する制限のため、AMDでは合成後のプロジェクトで汎用 I/O を割り当てる前にメモリ コントローラーの I/O プランニングを完了しておくことをお勧めします。
ビデオ: 詳細は、
Vivado Design Suite QuickTake ビデオ: UltraScale メモリ IP の設計
を参照してください。
重要: この章では、UltraScale アーキテクチャのメモリ IP についてのみ説明します。7 シリーズ デバイスのメモリ IP の詳細は、
『Zynq 7000 SoC および 7 シリーズ デバイス メモリ インターフェイス ソリューション ユーザー ガイド』 (UG586) を参照してください。