AMD デバイス コンフィギュレーション データは CMOS ラッチに格納されるので、デバイスに電源を投入するたびにコンフィギュレーションし直す必要があります。ビットストリームは、異なるコンフィギュレーション モードのインターフェイスとして使用される特別のモード コンフィギュレーション ピンを介してデバイスに読み込まれます。コンフィギュレーション モードは、専用の入力ピンに適切な電圧を設定することにより選択します。
各コンフィギュレーション モードには、デバイスの 1 つまたは複数の I/O バンクにまたがるインターフェイス ピンのセットが対応しています。バンク 0 には専用のコンフィギュレーション ピンが含まれ、これらはすべてコンフィギュレーション インターフェイスで使用されます。AMD UltraScale™ および AMD UltraScale+™ デバイスのバンク 65、7 シリーズ デバイスのバンク 14 および 15 には、さまざまなコンフィギュレーション モードで使用される多機能ピンが含まれています。使用可能なデバイス コンフィギュレーション モードの詳細は、該当するデバイスのコンフィギュレーション ユーザー ガイドを参照してください。コンフィギュレーション モードとほかの多機能ピンとの間に競合が発生するかどうかを解析する場合は、「多機能ピン」を参照してください。
デバイス コンフィギュレーション モードを設定し、モードに関する情報を表示するには、次の手順に従います。
- をクリックします。
- [Edit Device Properties] ダイアログ ボックス (次の図) で [Configuration Modes] カテゴリをクリックし、次の操作を実行したら OK をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。
- コンフィギュレーション モードのチェック ボックスをオンにして、コンフィギュレーション モードを設定します。コンフィギュレーション モードを設定すると、次のようになります。
- 関連する I/O ピンが [Package Pins] ウィンドウの [Config] 列に表示されます。
- デザインを保存すると、次の制約が作成されます。
set_property BITSTREAM.CONFIG.PERSIST NO [current_design] set_property CONFIG_MODE <configuration_mode> [current_design]
- コンフィギュレーション モードをクリックしてダイアログ ボックスを開くと、説明、コンフィギュレーション図、詳細情報へのリンクなどの情報が表示されます。コンフィギュレーション図を印刷するには、Print をクリックします。
- ピンがコンフィギュレーション ピンとして使用され、コンフィギュレーション後に汎用 I/O としては使用されないようにするには、Prohibit usage of the configuration pins
as user I/O and persist after configuration をオンにします。このオプションをオンにすると、デザインを保存したときに次の制約が作成されます。
set_property BITSTREAM.CONFIG.PERSIST YES [current_design]
注記: コンフィギュレーション ビットストリーム設定の詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ』 (UG908) の「デバイス コンフィギュレーション ビットストリーム設定または PDI 設定」を参照してください。
重要: JTAG コンフィギュレーション モードは、常に選択されます。JTAG コンフィギュレーション モードに加え、コンフィギュレーション モードをもう 1 つ選択できます。 - コンフィギュレーション モードのチェック ボックスをオンにして、コンフィギュレーション モードを設定します。コンフィギュレーション モードを設定すると、次のようになります。
- 制約をターゲット XDC ファイルに保存するには、注記: これを Tcl コマンドで実行するには、
save_constraints
コマンドを使用します。ヒント: コンフィギュレーション モードを設定する場合は、 をクリックして最後のアクションを取り消すことができます。または、Tcl コンソールに「undo
」と入力します。
をクリックします。