SECUREIP ライブラリは、GT などの複雑なデバイス コンポーネントの論理およびタイミング シミュレーションに使用します。
注記: Secure IP ブロックは Vivado シミュレータで完全にサポートされています。追加の設定は必要ありません。
AMDでは、IEEE 規格 『Recommended Practice for Encryption and Management of Electronic Design Intellectual Property (IP)』 (IEEE-STD-P1735) で指定された暗号化手法を使用しています。暗号化は、ライブラリ コンパイル プロセスで自動的に処理されます。
注記: シミュレータでライブラリを指定するコマンド ライン オプションについては、それぞれのシミュレータの資料を参照してください。
次の表に、これらのライブラリを使用する際のシミュレータ ベンダーごとの注意点をリストします。
シミュレータ名 | ベンダー | 要件 |
---|---|---|
Siemens EDA ModelSim SE | Siemens | デザイン入力が VHDL の場合は、混合言語ライセンスが必要です。詳細はベンダーにお問い合わせください。 |
Siemens EDA Questa Advanced Simulator | ||
VCS | Synopsys | |
Xcelium | Cadence | |
Active-HDL | Aldec | デザイン入力が VHDL の場合は、混合言語ライセンスが必要です。 |
Riviera-PRO |
重要: サードパーティ シミュレータのサポートされるバージョンは、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: リリース ノート、インストール、およびライセンス』 (UG973) を参照してください。
VHDL SECUREIP ライブラリ
UNISIM ライブラリには、VHDL SECUREIP のラッパーが含まれます。シミュレータがエンティティにバインドできるようにするためには、次の 2 行を各ファイルの最初に追加します。
Library UNISIM;
UNISIM.VCOMPONENTS.all;
Verilog SECUREIP ライブラリ
Verilog コードを使用してシミュレーションを実行する場合、ほとんどのシミュレータで SECUREIP ライブラリを参照する必要があります。
コンパイル済みライブラリを使用する場合は、正しい指示子を使用して、コンパイル済みライブラリを指定してください。次に、Vivado シミュレータの例を示します。
-L SECUREIP
重要: Verilog SECUREIP ライブラリを使用するには、コンパイル時に
-f
オプションを指定します。ファイル リストは、<Vivado_Install_Dir>/data/secureip/secureip_cell.list.f から入手できます。