SECUREIP シミュレーション ライブラリ - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

SECUREIP ライブラリは、GT などの複雑なデバイス コンポーネントの論理およびタイミング シミュレーションに使用します。

注記: Secure IP ブロックは Vivado シミュレータで完全にサポートされています。追加の設定は必要ありません。

AMDでは、IEEE 規格 『Recommended Practice for Encryption and Management of Electronic Design Intellectual Property (IP)』 (IEEE-STD-P1735) で指定された暗号化手法を使用しています。暗号化は、ライブラリ コンパイル プロセスで自動的に処理されます。

注記: シミュレータでライブラリを指定するコマンド ライン オプションについては、それぞれのシミュレータの資料を参照してください。

次の表に、これらのライブラリを使用する際のシミュレータ ベンダーごとの注意点をリストします。

表 1. SECUREIP ライブラリを使用する際の注意事項
シミュレータ名 ベンダー 要件
Siemens EDA ModelSim SE Siemens デザイン入力が VHDL の場合は、混合言語ライセンスが必要です。詳細はベンダーにお問い合わせください。
Siemens EDA Questa Advanced Simulator
VCS Synopsys  
Xcelium Cadence  
Active-HDL Aldec デザイン入力が VHDL の場合は、混合言語ライセンスが必要です。
Riviera-PRO
重要: サードパーティ シミュレータのサポートされるバージョンは、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: リリース ノート、インストール、およびライセンス』 (UG973) を参照してください。

VHDL SECUREIP ライブラリ

UNISIM ライブラリには、VHDL SECUREIP のラッパーが含まれます。シミュレータがエンティティにバインドできるようにするためには、次の 2 行を各ファイルの最初に追加します。

Library UNISIM;
UNISIM.VCOMPONENTS.all;

Verilog SECUREIP ライブラリ

Verilog コードを使用してシミュレーションを実行する場合、ほとんどのシミュレータで SECUREIP ライブラリを参照する必要があります。

コンパイル済みライブラリを使用する場合は、正しい指示子を使用して、コンパイル済みライブラリを指定してください。次に、Vivado シミュレータの例を示します。

-L SECUREIP
重要: Verilog SECUREIP ライブラリを使用するには、コンパイル時に -f オプションを指定します。ファイル リストは、<Vivado_Install_Dir>/data/secureip/secureip_cell.list.f から入手できます。