AMD Vivado™ Design Suite では、シミュレーション モデルのファイルセットおよびライブラリを提供しています。シミュレーション ライブラリには、デバイスおよび IP のビヘイビアーおよびタイミング モデルが含まれます。コンパイルされたライブラリは、複数のデザイン プロジェクトで使用できます。デザインのシミュレーションを実行する前に、compile_simlib
というユーティリティを使用して、ターゲット シミュレータ用にシミュレーション モデルをコンパイルする必要があります。このユーティリティは、Vivado GUI から起動するか、Tcl コンソールから実行できます。
SystemC シミュレーションの検証用に、シミュレーション モデルは C/C++/SystemC で提供されています。Vivado Design Suite では、2 種類のシミュレーション モデルが提供されています。
- 保護されたモデル
- 保護されていないモデル
注記:
Vivado シミュレータを使用する場合は、シミュレーション ライブラリをコンパイルする必要はありませんが、ライブラリは通常、シミュレーション モデルをアップデートして新しいバージョンのシミュレータおよび GCC をサポートするため、ツール リリースごとにコンパイルし直す必要があります。