デザインが意図したとおりに動作することを確認するため、step
コマンドを使用して HDL ソース コードを 1 行ずつ実行できます。
このコマンドが実行されているコード行はハイライトされ、矢印が表示されます。
ブレークポイントを作成して、ステップ実行中に停止する箇所を増やすこともできます。シミュレータでのデバッグ ストラテジについては、ブレークポイントの使用 を参照してください。
- シミュレーションでステップ実行するには、次の手順に従います。
- 現在の実行時間から Run > Step をクリックするか、Step ボタン をクリックします。
最上位デザイン ユニットに関連付けられている HDL が波形ウィンドウに新しく表示されます。
- 開始時間 (0 ns) からシミュレーションを再開します。Restart コマンドを使用すると、テストベンチの冒頭に時間をリセットできます。Vivado シミュレータを使用したシミュレーション を参照してください。
- 波形ウィンドウまたは HDL ファイルのタブを右クリックして Tile Horizontally をクリックし、波形と HDL コードを同時に表示します。
- デバッグが終了するまで、Step を繰り返します。
コマンドが 1 行ずつ実行され、それに従って矢印がコードの下の方に移動していきます。シミュレータが別のファイルの行を実行する場合は、そのファイルが開き、同様に実行されている行に矢印が表示されます。ほとんどのシミュレーションでは、[Step] コマンドを実行しているときに複数のファイルが開くのが通常です。Tcl コンソールにも、step コマンドの実行が HDL コードのどこまで進んだかが示されます。