テストベンチ コードの記述 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

XSI を使用する C/C++ テストベンチでは、通常次の手順を使用します。

  1. デザインを開きます。
  2. 各最上位ポートの ID をフェッチします。
  3. シミュレーションが終了するまで、次の手順を繰り返します。
    1. 最上位入力ポートに値を設定します。
    2. シミュレーションを特定の時間実行します。
    3. 最上位出力ポートの値をフェッチします。
  4. デザインを閉じます。

次の表に、各手順で使用する XSI 関数と、等価の Xsi::Loader メンバー関数をリストします。各 XSI 関数の使用方法は、XSI 関数参照 を参照してください。

表 1. Xsi: :Loader メンバー関数
機能 XSI 関数 Xsi::Loader メンバー関数
デザインを開く xsi_open open
ポート ID をフェッチ xsi_get_port_number get_port_number
入力ポート値を設定 xsi_put_value put_value
シミュレーションを実行 xsi_run run
出力ポート値をフェッチ xsi_get_value get_value
デザインを閉じる xsi_close close

Vivado シミュレータで XSI を使用する C++ プログラムのサンプルは、次のディレクトリにあります。

<Vivado Installation Root>/examples/xsim/<HDL language>/xsi