Vivado シミュレータで HDL デザインをデバッグ中に HDL ソース コードを修正する必要があるかどうかを判断できます。
デザインを変更してシミュレーションを実行し直す手順は、次のとおりです。
- Vivado コード エディターまたはその他のテキスト エディターを使用して、ソース コードに必要な変更を加えて保存します。
-
Vivado IDE ツールバーの Relaunch Simulation ボタン をクリックしてシミュレーションを再実行します。または、Tcl コマンドの
relaunch_sim
を使用して、シミュレーションをコンパイルし直して再起動します。図 1. Relaunch Simulation ボタン
- 変更したデザインがコンパイルできない場合、そのエラーの原因を示すエラー メッセージが表示されます。Vivado IDE には、ディスエーブル ステートの前のシミュレーション run の結果が引き続き表示されます。手順 1 に戻り、エラーを修正して、シミュレーションを再実行します。
デザインが問題なく再コンパイルされたら、再びシミュレーションが開始します。
重要: ファイル システム エラーなど、コンパイル エラー以外の理由でシミュレーションを再実行できないこともあります。Simulation ツールバーの Run ボタンが再実行後に淡色表示になっている場合は、シミュレーションがディスエーブルになっていることを意味します。Tcl コンソールの内容から、再実行できなかった理由を確認してください。
注意:
シミュレーションは、Flow Navigator の Run
Simulation をクリックするか、Tcl コマンドの
launch_simulation
を使用しても再実行できますが、これらのコマンドを使用するとシミュレーションが閉じ、波形の変更や基数のカスタマイズなどのシミュレーション設定が破棄されることがあります。注記:
Relaunch
Simulation ボタン は、
launch_simulation
を使用して Vivado シミュレータが一回問題なく実行された後にのみ使用可能になります。シミュレーションがバッチ/スクリプト モードで実行されると、Relaunch Simulation ボタンは淡色表示されます。