デフォルト設定 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション (UG900)

Document ID
UG900
Release Date
2023-10-18
Version
2023.2 日本語

AMD Vivado™ プロジェクトの Tcl オブジェクトでは、クリーンアップされたシミュレーションまたは新しく作成されたシミュレーションのデフォルト設定を指定するためのプロパティがいくつかサポートされています。これらのシミュレーションには設定ファイルはまだありません。次に、プロジェクトのデフォルト設定プロパティをリストします。

  • XSIM.ARRAY_DISPLAY_LIMIT
  • XSIM.RADIX
  • XSIM.TIME_UNIT
  • XSIM.TRACE_LIMIT

プロパティの現在の値を確認するには report_property [current_project] Tcl コマンドを使用し、プロパティ値を設定するには set_property <property name> <property value> [current_project] Tcl コマンドを使用します。たとえば、配列表示を 16 に制限するには、次のコマンドを使用します。

set_property xsim.array_display_limit 16 [current_project]

新規作成したシミュレーションまたはクリーンアップされたシミュレーションを起動すると、シミュレーション Tcl オブジェクトにはプロジェクトのプロパティが使用されます。プロパティを確認するには、次の Tcl コマンドを使用します。

report_property [current_sim]
重要: プロジェクト プロパティは、クリーンアップされた、または新しく作成されたシミュレーションにしか適用されません。特定の run タイプおよび sim_1/behav などのシミュレーション セットのシミュレーションを実行すると、別の設定ファイルが作成され、その後の実行ではそのファイルの設定が使用されます。プロジェクト プロパティへの変更は、そのシミュレーションには反映されません。プロジェクト プロパティは、シミュレーションをクリーンアップした場合、または設定ファイルを削除した場合にのみ適用されます。