Vivado シミュレータで使用される固定小数点および浮動小数点パッケージは、VHDL-2008 で導入された新しい改善された IEEE 規格パッケージです。VHDL-93 規格の固定小数点または浮動小数点パッケージを使用している場合、Vivado 合成では機能するかも知れませんが、シミュレーション用に VHDL ソース ファイルを変更する必要があります。
たとえば、Vivado 合成で固定小数点パッケージの次の構文を使用しているとします。
library ieee;
use ieee.fixed_pkg.all;
この場合、Vivado シミュレータでは次の VHDL-2008 の構文に変更します。
library ieee_proposed;
use ieee_proposed.fixed_pkg.all;
Vivado 合成での固定小数点および浮動小数点パッケージの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 合成』 (UG901) の「固定小数点のサポート」を参照してください。
浮動小数点パッケージの場合も同様に変更します。