DSP ブロックのインプリメンテーション - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 合成 (UG901)

Document ID
UG901
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語

乗算器を 1 つの DSP ブロックにインプリメントする場合、Vivado 合成は DSP ブロックのパイプライン機能が使用します。Vivado 合成では、乗算オペランドおよび乗算後にある 2 レベルまでのレジスタを吸収できます。

乗算器が 1 つの DSP ブロックに収まらない場合、Vivado 合成はマクロを分解してインプリメントします。この場合、Vivado 合成は次のいずれかを使用します。

  • 複数の DSP ブロック
  • DSP ブロックとスライス ロジック

レジスタが DSP ブロックに吸収されないようにするには、KEEP 属性を使用します。たとえば、乗算器のオペランドにレジスタがある場合、レジスタの出力に KEEP を設定すると、レジスタが DSP ブロックに吸収されなくなります。