ブロック レベル フローでは、ツールで提供される定義済みストラテジの一部がサポートされます。使用可能なストラテジは、DEFAULT
、AREA_OPTIMIZED
、ALTERNATE_ROUTABILITY
、PERFORMANCE_OPTIMIZED
です。XDC 制約構文は、次のようになります。
set_property BLOCK_SYNTH.STRATEGY {<value>} [get_cells <inst_name>]
次の表に、サポートされている Vivado ブロック合成設定を示します。
オプション | 種類 | 値 | 説明 |
---|---|---|---|
RETIMING | 整数 | 0/1 |
|
ADDER_THRESHOLD | 整数 | 4 ~ 128 | キャリー チェーンを推論する加算器サイズのしきい値を変更します。
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COMPARATOR_THRESHOLD | 整数 | 4 ~ 128 | キャリー チェーンを推論するコンパレータ サイズのしきい値を変更します。
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SHREG_MIN_SIZE | 整数 | 3 ~ 32 | SRL プリミティブを推論するレジスタ チェーン サイズのしきい値を変更します。
|
FSM_EXTRACTION | 文字列 |
OFF ONE_HOT SEQUENTIAL GRAY JOHNSON AUTO |
合成ツールで推論されるステート マシンのエンコードを設定します。 |
LUT_COMBINING | 整数 | 0/1 |
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CONTROL_SET_THRESHOLD | 整数 | 0 ~ 128 | 制御信号を持つレジスタを推論する制御信号のファンアウトを指定します。
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MAX_LUT_INPUT | 整数 | 4 ~ 6 |
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MUXF_MAPPING | 整数 | 0/1 |
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KEEP_EQUIVALENT_REGISTER | 整数 | 0/1 |
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PRESERVE_BOUNDARY | 整数 | あらゆる数値 | このオプションは、インクリメンタル合成を使用している場合にのみ使用できます。変化することがわかっている階層をマークするために使用します。このオプションを使用すると、階層がスタティックになり、インクリメンタル フローが使用できるようになります。このオプションを設定しただけでは十分ではないので、指定する値は影響しません。 |
LOGIC_COMPACTION | 整数 | 1 | より少ないスライスを使用してロジックがコンパクトになるように CARRY チェーンと LUT を並べ替えます。 |
SRL_STYLE | 文字列 |
REGISTER SRL SRL_REG REG_SRL REG_SRL_REG |
推論された SRL のデフォルト インプリメンテーションを設定します。 |