基準 run を実行すると、合成の実行時にデザインがパーティションに分割されます。インクリメンタル run が開始すると、エラボレート済みデザインが基準 run と比較され、変更されたモジュールが特定されます。基準 run からのパーティションは、インクリメンタル run で初期化されます。変更されたモジュールを含むパーティションと、それらの影響を受けるパーティションがマークされます。これに基づいて、マークされたパーティションに対して合成が実行されます。再合成されたデザインの量および部分は、インクリメンタル run の後にログ ファイルで確認できます。
この情報は、「Incremental Synthesis Report Summary」 (インクリメンタル合成レポート サマリ) セクションにあります。次にレポートの例を示します。
図 1. インクリメンタル合成レポート サマリ
このセクションには、変更があったために再合成されたデザインの部分と、基準 run からの変更量が示されます。