-
-through
オプションでは、有効なピン、ポート、またはネットのノード リストを指定する必要があります。 - 複数のエレメントを指定できます。
デフォルトでは、スラックの算出にクロック スキューが含まれます。
スラックの計算からクロック スキューを除外するには、-datapath_only
オプションを使用できます。-datapath_only
オプションは、set_max_delay
コマンドでのみサポートされ、-from
オプションと共に使用する必要があります。
次の表は、-datapath_only
が set_max_delay
制約の動作に与える影響についてまとめたものです。
set_max_delay
オプションを使用した場合と使用しない場合の -datapath_only
のパス遅延算出の共通点は、次のとおりです。
- 入力遅延は、パスが入力ポートで開始し、
set_input_delay
がそのポートに指定されている場合に、パス遅延算出に含まれます。 - 出力遅延は、パスが出力ポートで終了し、
set_output_delay
がそのポートに指定されている場合に、パス遅延算出に含まれます。 - データ ピンのセットアップ タイムは、パスが順次エレメントのデータ ピンで終了する場合に、パス遅延算出に含まれます。
set_max_delay | set_max_delay -datapath_only | |
---|---|---|
パス遅延の算出 | 制約が順次エレメントのクロック ピンで開始し、順次エレメントのデータ ピンで終了する場合にスキューが含まれる。 | スキューは含まれない。 |
ホールド要件 | 変化なし | フォルス パス |
-from オプション | オプション | 必須 |