マクロのプロパティの例 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 制約の使用 (UG903)

Document ID
UG903
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語
% report_property [get_macros m1]
Property	     Type	Read-only	Visible	Value
ABSOLUTE_GRID	bool	  true	     true      0
CLASS	        string    true	     true      macro
NAME	         string    true	     true      m1
RLOCS	        string*   true	     true      u2/sr0 X0Y0 u2/sr1 X0Y1

次に、各プロパティについて説明します。

ABSOLUTE_GRID

RLOC でデフォルトのグリッド システムを使用するか、絶対グリッド システムを使用するかを示すブール プロパティです。

デフォルトは false です。update_macro-absolute_grid を使用すると、このプロパティは true になります。

絶対グリッドでは、サイトの RPM_X および RPM_Y プロパティに対応する座標が使用されるので、異なるサイト タイプに配置されたセルからマクロを作成できます。

CLASS

オブジェクトをマクロとして識別します。

NAME

マクロ オブジェクトの名前は、create_macro で使用された名前か、read_xdc -cell を使用している場合は、セル階層名が接頭辞として付けられているマクロ名になります。

RLOCS

マクロ セルとその RLOC プロパティのリストを、update_macro コマンドで使用されるのと同じフォーマットで含む文字列です。

マクロ セルには、さらに次のプロパティがあります。

RLOC
セルの相対ロケーション プロパティ (RLOC) 値。
MACRO_NAME
セルが属するマクロの名前。

前述の例を使用すると、次のようになります。

% get_property RLOC [get_cells {u2/sr0 u2/sr1}] X0Y0 X0Y1
% get_property MACRO_NAME [get_cells {u2/sr0 u2 "X0Y0 X0Y1" is the output of the get_property command
/sr1}] 
m1 m1