SLR をまたぐパスの最適化 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: インプリメンテーション (UG904)

Document ID
UG904
Release Date
2023-11-01
Version
2023.2 日本語

SLR 間の接続のパス遅延を削減するため、配置後または配線後の最適化を実行します。この最適化では、SLR をまたぐ接続のドライバー、ロード、またはその両方の位置を調整します。ドライバーに SLR 内および SLR 間のロードがある場合、配線後の最適化で複製がサポートされます。TNS クリーンアップを実行する -tns_cleanup オプションを -slr_crossing_opt オプションと共に使用できます。TNS クリーンアップを実行すると、SLR 間のパスの最適化を実行したときに、デザイン全体の WNS が悪化しなければ、ほかのパスでスラックが多少悪化するのが許容されます。UltraScale デバイスの場合、TX_REG または RX_REG いずれかの SLL レジスタをターゲットにできます。UltraScale+ デバイスの場合、同じ SLR 間接続で TX_REG および RX_REG レジスタの両方をターゲットにできます。