open_checkpoint
コマンドを使用すると、デザイン チェックポイント ファイル (DCP) が開き、新しいインメモリ プロジェクトが作成されて、新しいプロジェクトがチェックポイントの内容で初期化されます。このコマンドでは、最上位デザイン チェックポイントまたは独立階層 (OOC) モジュールに対して作成されたチェックポイントを開くことができます。
注記: これまでのリリースでは、チェックポイント デザインを読み込んで初期化するのに
read_checkpoint
コマンドを使用しました。バージョン 2014.1 以降では、これに open_checkpoint
コマンドを使用します。read_checkpoint
コマンドの動作は変更されており、チェックポイント ファイルがソース ファイルのリストに追加されるだけです。この動作は、read_verilog
、read_vhdl
、read_xdc
などのほかの read コマンドと同じです。link_design
コマンドを使用した場合、デザインを初期化し、メモリに読み込むために read_checkpoint
コマンドも実行する必要があります。チェックポイントを開く場合、あらかじめプロジェクトを作成する必要はありません。open_checkpoint
コマンドは、デザイン データをメモリに読み込み、デザインを非プロジェクト モードで開きます。プロジェクト モードおよび非プロジェクト モードの詳細は、
『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン フローの概要』 (UG892) の「プロジェクト モードと非プロジェクト モードの理解」を参照してください。
重要: インクリメンタル コンパイル フローでは、これまでと同様に
read_checkpoint
コマンドを使用して基準デザイン チェックポイントを指定します。open_checkpoint の構文
open_checkpoint [-part <arg>] [-quiet] [-verbose] <file>
open_checkpoint のスクリプト例
# Read the specified design checkpoint and create an in-memory design.
open_checkpoint C:/Data/post_synth.dcp
この open_checkpoint
サンプル スクリプトでは、合成済みデザイン チェックポイント ファイルが開きます。