合成済みまたはインプリメント済み run を開き、Vivado ツールのメモリに読み込みます。
重要:
open_run
コマンドは、プロジェクト モードでのみ使用できます。デザイン run は非プロジェクト モードではサポートされません。
open_run
コマンドをインプリメンテーション前の RTL デザインに使用し、完了した合成 run を開いて、Vivado 合成済みネットリストをメモリに読み込みます。
ヒント: インメモリ デザインは自動的にアップデートされるので、
open_run
の後 synth_design
を使用する必要はありません。open_run
コマンドは、以前のデザイン セッションで完了した合成 run を開く場合にのみ使用します。
open_run
コマンドは、RTL デザイン用です。ネットリスト ベースのデザインを開くには、link_design
コマンドを使用します。
open_run の構文
open_run [-name <arg>] [-quiet] [-verbose] <run>
open_run のスクリプト例
# Open named design from completed synthesis run
open_run -name synth_1 synth_1
この open_run
サンプル スクリプトは、synth_1
というデザインを、同じく synth_1
という名前の完了した合成 run から Vivado ツールのメモリに読み込みます。
デザインがメモリにある場合に open_run
コマンドを実行すると、新しいデザインを開く前に、Vivado ツールで現在のデザインへの変更を保存するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。