インプリメンテーションの段階ごとに実行するには、次の手順に従います。
- [Design Runs] ウィンドウで Launch Next Step: <Step> run を右クリックし、Launch Step To をクリックします。
<Step> に有効な値は、run 設定でイネーブルになっているプロセスによって異なります。インプリメンテーション run で有効な段階は、次のとおりです。
- デザインの最適化
- AMD デバイスにフィットするよう論理デザインを最適化します。
- デザインの消費電力最適化
- インプリメント済みデバイスの消費電力を削減するため、デザイン エレメントを最適化します。
- デザインの配置
- デザインをターゲット AMD デバイスに配置します。
- 配置後の消費電力最適化
- 配置後に消費電力を削減するよう追加の最適化を実行します。
- 配置後の phys_opt_design (デザインの物理最適化)
- デザインの負のスラック パスに対してタイミング ドリブンの最適化を実行します。
- デザインの配線
- デザインをターゲット AMD デバイスに配線します。
- 配線後の物理最適化
- 配線後の実際の遅延を使用して、ロジック、配置、および配線を最適化します。
- ビットストリームの生成 (Versal 以外のすべてのデバイス)
- AMD デバイス コンフィギュレーションのビットストリームを生成します。ビットストリーム生成は、厳密にはインプリメンテーション run の一部ではありませんが、次の段階として実行可能です。
- デバイス イメージの生成 (Versal デバイス)
- Versal デバイスをプログラムするためのプログラマブル デバイス イメージを生成します。
- Launch Next Step: <Step> または Launch Step To を繰り返し、インプリメンテーションの段階を進めていきます。
- 完了している段階を前の段階に戻すには、[Design Runs] ウィンドウで run を右クリックして Reset to Previous Step:
<Step> をクリックします。
選択した run を直前の段階にリセットするには、Reset to Previous Step を使用します。このコマンドを使用すると、次が可能になります。
- run を元に戻します。
- 必要な変更を加えます。
- 再び段階を進め、run をインクリメンタルに完了します。