デザインに固有の制御セットがいくつも含まれると、配置オプションが少なくなり、消費電力が増加してパフォーマンスが低下します。制御セットを少なくすると、配置のオプションが多くなり、柔軟性も向上するので、通常結果は改善します。固有の制御セットの数を削減するには、同期セット/リセットまたは CE ピンを駆動する制御信号を持つレジスタに CONTROL_SET_REMAP プロパティを設定します。これによりオプションの制御セットの削減フェーズが実行され、セット/リセットまたは CE ロジックがレジスタの D 入力にマップされます。可能であれば、ロジックは D 入力を駆動する既存の LUT に統合され、ロジック レベルが追加されるのを防ぎます。
CONTROL_SET_REMAP プロパティには、次の値を指定できます。
- ENABLE: EN 入力を D 入力にリマップします。
- RESET: 同期 S または R 入力を D 入力にリマップします。
- ALL: ENABLE および RESET の両方を実行します。
- NONE または未設定: 最適化は実行しません (デフォルト)。
注記: この最適化は、レジスタに CONTROL_SET_REMAP プロパティが付いていると自動的に実行されます。