Vivado ツールでは、link_design
コマンドを使用してデザインのインメモリ表示を構築します。link_design
コマンドは、ツールに読み込まれたネットリスト ベースのソース ファイルをAMDのパーツ情報と統合して、メモリ内にデザイン データベースを作成します。
link_design
には、2 つの重要なオプションがあります。
-
-part
: ターゲット デバイスを指定します。 -
-top
: インプリメンテーション用の最上位デザインを指定します。最上位ネットリストが EDIF で、-top
オプションを指定しない場合は、Vivado ツールで EDIF ネットリストに含まれる最上位デザインが使用されます。最上位ネットリストが EDIF ではなく構造 Verilog である場合は、-top オプションは必須です。-top オプションは、パフォーマンスと使用率を見積もるためにモジュール解析フローを実行する場合など、サブモジュールを最上位として指定するために使用することもできます。
非プロジェクト モードでのすべての操作は、Vivado ツール内のインメモリ データベースに対して実行されます。
インメモリ デザインは、デザイン データをグラフィック形式で表示するために Vivado IDE に含まれるほか、バッチモードで実行するか、インタラクティブな Tcl コマンドの Tcl シェルモードで実行することもできます。