消費電力制約は、正確な消費電力解析に必要な設定を定義します。これらの設定には、次が含まれます。
- 電圧設定、消費電力および電流のバジェット、動作環境の詳細などの動作条件。
- 次のスイッチング アクティビティ レート:
- デザインオブジェクト: 個々のネットおよびピン。
- ブロック RAM、DSP、トランシーバーなどのデザイン オブジェクト タイプ。
- グローバル セットおよびリセット信号。
Vivado 消費電力解析は、タイミング制約を使用してスイッチング レートを決定し、ベクターレス伝搬を適用して、デザイン全体のトグル レートを決定します。消費電力制約がない場合は、デフォルトの 12.5% のトグル レートが使用されます。ただし、正確に消費電力を計算するには、正確なスイッチング アクティビティを適用してデフォルトを上書きすることが不可欠です。
詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: 消費電力解析および最適化』 (UG907) を参照してください。