配線プロセスの最後に、実際の配線遅延を使用して算出されたタイミング サマリ (見積もり) がレポートされます。タイミング サマリの算出には、実行時間を短縮するため、完全なタイミング計算を実行するのではなく、インクリメンタル タイミング アップデートが使用されます。そのため、見積もられた WNS が実際のタイミングよりも数ピコ秒ほど悪いものになる可能性があります。そのため、実際の WNS は正であるのに、配線でレポートされる WNS が負となることがあります。配線でレポートされる見積もられた WNS が負の場合、メッセージはクリティカル警告ではなく警告となります。
ヒント:
route_design -directive Explore
を実行する場合は、配線タイミング サマリはサインオフ タイミングに基づきます。重要:
report_timing_summary
を実行するか、route_design
を -timing_summary
オプションを使用して実行し、実際のサインオフ タイミングを確認してください。