CDC レポートの詳細は、[CDC Details] セクションに示されます。このセクションから、選択したパスの回路図を表示したり (F4 キーを押す)、パスを右クリックしてタイミング レポートを表示または新しいタイミング レポートを生成できます。
タイミング レポートと回路図を使用して、デザインの予期しない CDC パスを確認したり、正しくなかったり、不足していたりするタイミング例外を特定したり、ASYNC_REG
プロパティが足りない部分を見つけることができます。次の図に、[CDC Details] セクションの例を示します。
図 1. [CDC Details] セクション
[Clock to Clock Details] セクションの表には、次の列があります。
- [Severity]: CDC ルールの重要度を示します。可能な値は [Info] (情報)、[Warning] (警告)、または [Critical] (クリティカル) です。
- [ID]: 表 1 にリストされている CDC ルールの ID 番号を示します。
- [Description]: CDC ルールの簡単な説明を示します。
- [Depth]: シンクロナイザーの段数を示します (シンクロナイザー トポロジのみ)。
- [Exception]: CDC パスに適用されているタイミング例外を示します。
- [Source (From)]: CDC タイミング パスの始点を示します。
- [Destination (To)]: CDC タイミング パスの終点を示します。
- [Category]: [Safe]、[Unsafe]、[Unknown] など、CDC のカテゴリを示します。
- [Source Clock (From)]: ソース クロックの名前。注記: この列は、左側のペインで CDC Details をクリックした場合にのみ表示されます。
- [Destination Clock (To)]: デスティネーション クロックの名前。 注記: この列は、左側のペインで CDC Details をクリックした場合にのみ表示されます。重要: CDC レポートに一部の AMD IP 内の問題が示されることがありますが、これは CDC エンジンで可能なすべての CDC トポロジを認識できず、ビルトインの除外メカニズムがないからです。詳細は、各 AMD IP 製品ガイドを参照してください。