Intelligent Design
Runs ウィンドウには、次の図に示すように 2 つの機能があります。
- フロー制御およびデザイン解析オプションにアクセスするための右クリック メニュー
- 最上位および下位の IDR run のメトリクス (WNS、TNS、WHS、THS など) へのアクセス
図 1.
Intelligent Design
Runs タブ
メトリクスは、IDR の現段階でのベスト run のメトリクスを表しています。これらはフローの各段階で定期的にアップデートされます。
右クリックメニューは、選択されているフロー段階によって異なります。最上位を右クリックすると、次のオプションが表示されます。下位段階を右クリックしたときに表示されるすべてのオプションが含まれます。
図 2. フロー制御およびデザイン解析のオプション
次に、メニュー オプションについて説明します。
- Implementation Run Properties
- IDR run の run プロパティを開きます。標準 run に比べると表示されるプロパティは少なくなります。
- Delete
- run を削除します。 注記: 指定のインプリメンテーション run から作成される IDR run は 1 つのみです。2 つ目の run を作成するには、最初の run を削除するか、2 つ目の run を作成してその run から IDR を作成する必要があります。
- Launch Runs
- run を開始します。
- Reset Runs
- IDR をリセットし、すべてのファイルを削除します。
- Terminate Run
- 選択した run を終了します。run ディレクトリにあるファイルは削除されません。このオプションは、run が実行中の場合にのみ使用できます。
- Generate Bitstream
- run が開始されていない場合は、ビットストリーム生成まで実行します。IDR が完了していてもビットストリームが生成されていない場合は、完了した IDR のベスト run を使用して、配線済みチェックポイントからビットストリームを生成します。このオプションは、run が実行中の場合は使用できません。
- View Reports
- Intelligent Design Runs Reports ウィンドウを開きます。
- Open Run Directory
- run ディレクトリを開きます。中間チェックポイントおよびテキスト形式のレポートにアクセスできます。
- Open Run
- 選択した run、またはデザイン解析用に選択した段階のベスト run を開きます。配線済みのチェックポイントのみで使用可能です。
- Create ML Strategy Runs
- このオプションは、デザインにタイミング エラーがまだある場合に段階 1 が完了すると有効になります。ML ストラテジが自動的に作成され、APPLIED QoR 推奨項目と共に使用できるようになります。このオプションを選択すると、段階 2 を実行するのと同等の 3 つの run が作成されます。このオプションはデザインの大きな変更にも対応できるので、デザインが変更中の場合は、ラスト マイルを含む 1 つの run を使用するよりもこのオプションが推奨されます。
- Generate Single Pass Implementation Run
- IDR で得られた結果と同じ結果を得るため、RQS ファイルとインクリメンタル チェックポイント (必要な場合) を設定する標準インプリメンテーション run を作成します。このオプションは、問題なく完了した IDR でのみ使用できます。