[Max/Min Delays for Groups] - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: デザイン解析およびクロージャ テクニック (UG906)

Document ID
UG906
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

ソース同期出力インターフェイスでは、出力スキューはフォワード クロックに対して必要です。カスタム グループ レポートは、基準ポートをフォワード クロック ポートとして指定すると生成できます。この表は [Max/Min Delays for Output Buses] セクションと似ていますが、ソース オフセットおよびバス キューの算出に基準ポートが基準ビットとして使用されます。

注記: このセクションは、空の場合は非表示になっていることがあります。

たとえば、DDR 出力スキューの算出では、複数のビット (rldiii_a[0-19]rldiii_ba[0-3]rldiii_ref_nrldiii_we_n) をフォワード クロック ポート (rldiii_ck_n[0]) に対してグループ化する場合、次のコマンドを使用します。

report_datasheet -group [get_ports {rldiii_ck_n[0] rldiii_a[*] rldiii_ba[*] 
rldiii_ref_n rldiii_we_n}] -name timing_1

グループ リストの最初のポートが基準ピンです。

これらすべてのセクションで、ワースト ケースのデータはマルチコーナー解析から算出されます。-show_all_corners を使用すると、ワースト ケースのデータは各コーナーに対して個別にレポートされます。

次の図に、この例のデータシート レポートを示します。

図 1. データシート レポートの最大/最小遅延の例