[Report Exception] コマンドの 2 つ目の動作モードは、オーバーライドされたスコープ指定タイミング例外のリストをレポートします。このレポートは、-scope_override
コマンド ライン オプションを使用すると生成されます。
report_exceptions -scope_override
注記: このモードは、Tcl コンソールからのみ使用可能で、テキスト レポートを作成します。
コマンド ライン オプション -scope_override
を使用すると、最上位の制約によって部分的または完全にオーバーライドされた、スコープ指定タイミング例外がレポートされます。たとえば、最上位のユーザー制約によってオーバーライドされる IP 制約をレポートできます。ただし、このオプションは、ほかのスコープ指定制約 (同じスコープまたは異なるスコープ) によってオーバーライドされるスコープ指定制約はレポートされません。
レポートには、オーバーライドされた各タイミング例外に対して、次の情報が含まれます。
- 制約の位置番号
-
-from
/-through
/-to
コマンド ライン オプションのパターン - セットアップおよびホールドをオーバーライドする制約のタイプ
- 制約のスコープ
- 制約を部分的または完全にオーバーライドする最上位の制約の位置番号のリスト
次の図に例外レポートを示します。
図 1. 例外レポート