プロジェクト モードでの推奨項目を生成して適用する手順は、次のとおりです。
- ストラテジ (およびオプションでその他の QoR 推奨項目) を含む QoR 推奨項目ファイルを生成します。
- 新しいインプリメンテーション run を作成し、QoR 推奨項目ファイルを読み込んで、RQS 指示子を設定します。
IDE では、手順 1 を達成するさまざまな方法があります。これらの方法は、使用するフローおよび RQS ファイルに追加する QoR 推奨項目によって異なります。次の表に、各機能の説明とストラテジ以外の QoR 推奨項目への影響を示します。
フロー | RQS ファイルの作成 | その他の QoR 推奨項目 |
---|---|---|
標準インプリメンテーション run | Design Runs ウィンドウを右クリック。 |
APPLIED 推奨項目はデフォルトで追加。 新しく生成された AUTO 推奨項目はオプションで追加。 |
自動 RQS イネーブル | 自動。 |
APPLIED 推奨項目はデフォルトで追加。 新しい AUTO 推奨項目はデフォルトで追加。 |
開いているデザインからの QoR 推奨項目レポート | 推奨項目の生成中に、選択した推奨項目を自動的に含むストラテジを記述。 | ユーザーが個別に選択可能。 |
インテリジェント デザイン run | 自動 |
段階 1 IDR からの APPLIED 推奨項目を含む。 段階 2 の実行と同等。 |
配線後の Tcl フックで QoR 推奨項目をレポート | 手動 |
ユーザーが個別に選択可能。 |
これらの各オプションから、手順 2 で run を作成して設定する 1 つの方法が得られます。これらの各項目で、run ディレクトリに MLStrategy ディレクトリが作成されます。3 つの RQS ファイルが含まれます。これらのファイルがある場合、Design Runs の右クリック メニューで create_rqs_runs
オプションが有効になります。
このオプションを実行すると、3 つの新しいインプリメンテーション実行が自動的に作成され、それらが基準 run にリンクされます。1 つの基準に使用可能な ML ストラテジは 3 つのみです。これらを再作成する場合は、削除してから再実行してください。デザインの変更がマイナーな場合は、ストラテジの再生成は通常不要です。
インプリメンテーション run impl_1
から新しい ML ストラテジを作成する同等の Tcl コマンドは、次のとおりです。
create_rqs_runs -reference_run [get_runs impl_1]