推奨項目は、次の条件が満たされた場合にのみ run で実行されます。
- 推奨項目が ENABLED に設定されている。
- APPLICABLE_FOR 段階を実行する必要がある。
- 推奨項目を AUTO にする必要がある。
推奨項目が実行されると、APPLIED 設定が次の図のようにアップデートされます。
図 1. 推奨項目の実行
インプリメンテーション フローでは、推奨項目に含まれるプロパティが関連付けられているセルやネットに正しく適用されない場合、FAILED_TO_APPLY が 1 に設定されます。推奨項目が一部適用された場合、新しい推奨項目が生成され、適用された項目と適用できなかった項目に分けられます。
注記: プロパティがフローの後の段階でインプリメンテーション ツールにより拒否された場合は、FAILED_TO_APPLY は設定されません。FAILED_TO_APPLY は、指定したプロパティをオブジェクトに適用できない場合にのみ設定されます。プロパティが適用されたかどうかは追跡されません。
APPICABLE_FOR 段階が推奨項目が生成される段階の後である場合、推奨項目は生成されるのと同じ run で実行できます。そのためには、まず推奨項目を手動でイネーブルにする必要があります。
set_property ENABLED 1 [get_qor_suggestions <SuggID>]
この方法を利用する場合は、今後も同じ方法を利用できるようにするため、run が終了したときにこの推奨項目を RQS ファイルに出力する必要があります。