report_power_opt
コマンドを実行すると、ブロック RAM、SRL、レジスタなど、消費電力最適化が実行されたすべてのセルがテキスト レポートに階層別に示されます。各セルに使用されたイネーブルに関する情報と、イネーブルが AMD Vivado™
で作成されたのかユーザーにより作成されたのかが示されます。このコマンドの構文は、次のとおりです。report_power_opt [-cell <arg>] [-file <arg>] [-quiet] [-verbose]
オプション名 | オプション | デフォルト | 説明 |
---|---|---|---|
-cell
|
〇 | 最上位 | 指定したセルの消費電力最適化をレポートします。 |
-file
|
〇 | なし | レポートを出力するファイルを指定します。指定したファイルが既に存在する場合は、上書きされます。 |
-quiet
|
〇 | N/A | コマンド エラーを表示しません。 |
-verbose
|
〇 | N/A | メッセージの非表示設定を解除し、すべてのメッセージを表示します。 |
例
次の例では、myopt.rep というファイルを作成し、デザイン全体の消費電力最適化をレポートしています。
report_power_opt -file myopt.rep
次の例では、myopt.rep というファイルを作成し、デザインの mctrl0 サブ階層の消費電力最適化をレポートしています。
report_power_opt -file myopt2.rep -cell mcore0/mctrl0