BASIC トリガー条件の設定 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

[Basic Trigger Setup] ウィンドウの左側のツールバー ボタンの論理ゲートのアイコンをクリックすると、トリガー条件を設定できます。set_property Tcl コマンドを使用しても、ILA コアのトリガー条件を変更できます。

set_property CONTROL.TRIGGER_CONDITION AND [get_hw_ilas hw_ila_1]

次の表に、これら 4 つの値の意味を示します。

図 1. BASIC トリガー条件の設定

表 1. BASIC トリガー条件の設定の説明
GUI のトリガー条件設定 CONTROL.TRIGGER_CONDITION プロパティ値 トリガー条件出力
Global AND AND すべてのプローブ コンパレータが真の場合にトリガー条件が真となり、それ以外の場合は偽となります。
Global OR OR 少なくとも 1 つのプローブ コンパレータが真の場合にトリガー条件が真となり、それ以外の場合は偽となります。
Global NAND NAND 少なくとも 1 つのプローブ コンパレータが偽の場合にトリガー条件が真となり、それ以外の場合は偽となります。
Global NOR NOR すべてのプローブ コンパレータが偽の場合にトリガー条件が真となり、それ以外の場合は偽となります。
重要: ILA コアに 2 つ以上のデバッグ プローブが含まれ、それらが ILA コアの物理的なプローブ ポート 1 つを共有するために連結されている場合、サポートされるトリガー条件は Global AND (AND) および Global NAND (NAND) のみになります。Global OR (OR) および Global NOR (NOR) 関数は、プローブ ポート コンパレータ ロジックの制限のため、サポートされません。Global OR (OR) および Global NOR (NOR) トリガー条件設定を使用するには、各ネットまたはバス ネットを ILA コアの個別のプローブ ポートに割り当てるようにしてください。