SVF ファイルの実行 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

SVF ファイルを作成したら Vivado IDE を使用して実行できます。Vivado IDE では、SVF ファイル生成機能で生成された SVF ファイルを実行でき、検証テスト ツールとして使用することを意図しています。execute_hw_svf コマンドは汎用 SVF 実行コマンドではないので、Vivado IDE で作成された SVF ファイルのみを実行するようにしてください。

ライブ ターゲットに対して svf コマンドを実行するには、次のコマンドを使用します。

execute_hw_svf my_file.svf
INFO: [Labtoolstcl 44-548] Creating JTAG TCL script from SVF file
INFO: [Labtoolstcl 44-549] Re-opening target in JTAG mode
INFO: [Labtoolstcl 44-551] Sourcing JTAG TCL script: my_file.tcl
Pass: SVF Execution completed with no errors
INFO: [Labtoolstcl 44-550] Restoring target to original mode
INFO: [Labtoolstcl 44-570] Execute SVF completed successfully

この例では、my_file.svf を実行しています。実行フローの一部として、入力 SVF ファイルが HW_JTAG Tcl 操作により一時ファイルに変換されます。この Tcl コードが作成された後、ファイルが読み込まれて、変換された SVF 命令が実行されます。JTAG_TCL 操作を確認するには、execute_hw_svf コマンドを -verbose オプションを使用して実行します。コマンドが完了すると、実行できなかった命令でエラーが表示されるか、メッセージ ログの最後に「Pass」メッセージが表示されてコマンドが正しく実行されたことが示されます。

ヒント: Vivado では、500 MB 未満の SVF ファイルの SVF 実行がサポートされます。500 MB を超える SVF ファイルを実行するには、サードパーティ提供の SVF プレーヤーを使用してください。