VIO 入力プローブから値を読み出すだけでなく、VIO 入力プローブのアクティビティを監視することもできます。Vivado IDE の周期的なアップデートの間に VIO 入力の値が変化すると、それが示されます。
VIO 入力プローブのアクティビティは、VIO ダッシュボードの [VIO Probes] ウィンドウの [Activity] 列に示されます。
- 上向き矢印: アクティビティ保持期間内に、入力プローブの値が 0 から 1 に遷移したことを示します。
- 下向き矢印: アクティビティ保持期間内に、入力プローブの値が 1 から 0 に遷移したことを示します。
- 上下矢印: アクティビティ保持期間内に、入力プローブの値が 1 から 0 に、および 0 から 1 に少なくとも 1 回以上遷移したことを示します。
入力アクティビティ ステータスの表示を保持する期間を変更するには、VIO ダッシュボードの [VIO Probes] ウィンドウで VIO 入力プローブを右クリックし、次のいずれかをクリックします。
- Activity Persistence > Infinite: アクティビティ値をユーザーがリセットするまで累積し、保持します。
- Activity Persistence > Long (80 samples): アクティビティ値を長い期間累積し、保持します。
- Activity Persistence > Short (8 samples): アクティビティ値を短い期間累積し、保持します。
Tcl コマンドでもアクティビティ保持期間を設定できます。たとえば、BUTTON_IBUF という VIO 入力プローブのアクティビティ保持期間を長い期間に変更するには、次の Tcl コマンドを使用します。
set_property ACTIVITY_PERSISTENCE LONG [get_hw_probes BUTTON_IBUF]
コアのすべての入力プローブのアクティビティをリセットするには、[Hardware] ウィンドウで VIO コアを右クリックして Reset All Input Activity をクリックします。次の Tcl コマンドでも同じ操作を実行できます。
reset_hw_vio_activity [get_hw_vios {hw_vio_1}]
ヒント: VIO 入力プローブ ベクターの複数のスカラー メンバーのタイプ、基数、アクティビティ保持期間は、プローブ全体またはプローブの複数メンバーを右クリックして、メニューをクリックすると変更できます。クリックしたメニューの設定は、選択したすべてのプローブ スカラーに適用されます。