Vivado IDE の hw_server の初期化 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

Vivado IDE の hw_server (ハードウェア サーバー) が XVC 接続を使用して初期化されると、Vivado IDE で USB ケーブルと同じように XVC ケーブルが認識されます。これには、次の引数を使用して Vivado IDE の hw_server を開始します。

hw_server -e "set auto-open-servers xilinx-xvc:localhost:10200"

auto-open-servers オプションは、起動時に hw_server で初期化されるように XVC ケーブルをイネーブルにします。既存の XVC ケーブルへの接続が使用されるように、ハードウェア サーバーを初期化できます。サーバーでは、今後の接続で XVC ケーブルが自動的に認識されるようになります。

auto-open-servers への引数は、次のようになります。

xilinx-xvc:<xvc_host_name>:<xvc_port>

複数のサーバーを指定するには、カンマで区切ります。ハードウェア サーバーは開始すると、指定した XVC サーバーへの接続を構築しようとします。または、Vivado ハードウェア マネージャーの Open New Hardware Target ウィザードを使用してターゲットに接続する場合は、次の図のように XVC サーバーを設定します。

図 1. Open New Hardware Target ウィザードのダイアログ ボックス

Add Xilinx Virtual Cable ボタンをクリックします。次の図に示す [Add Virtual Cable] ダイアログ ボックスが開きます。

図 2. [Add Virtual Cable] ダイアログ ボックス

ここで接続する XVC のホスト名およびポート番号を指定します。

この例は、 『PetaLinux ツールを使用した Zynq 7000 でのザイリンクス仮想ケーブルの実行』 (XAPP1251) を参照してください。

このアプリケーション ノートは、PetaLinux ツールで生成された Linux オペレーティング システムを使用して AMD Zynq™ 7000 デバイスで XVC を実行する方法を示しています。使用されている参照デザインは、Avnet MicroZed ボード用です。このアプリケーション ノートのターゲット デバイスは AC701 で、Linux で XVC を実行する MicroZed ボードでプログラムおよびデバッグされます。

注記: TCP/IP を介した XVC サーバー インプリメンテーションの例に関しては、https://github.com/Xilinx/XilinxVirtualCable を参照してください。