デジタル波形をアナログに変換するには、次の手順に従います。
- [Waveform] ウィンドウの [Name] 列でバスを右クリックします。
- Waveform Style → Analog Settings をクリックして適切な設定を選択します。
バスのデジタル波形がアナログに変換されます。
アナログまたはデジタル波形の高さは、行をドラッグすると調節できます。
次の図に、アナログ波形表示を設定する [Analog Settings] ダイアログ ボックスを示します。
図 1. [Analog Settings] ダイアログ ボックス
[Analog Settings] ダイアログ ボックスのオプションは次のとおりです。
- [Row Height]
- 選択した波形オブジェクトの高さをピクセルで指定します。行の高さを変更しても波形の垂直方向の表示域は変わりませんが、波形の高さの伸縮が変わります。
アナログとデジタルを切り替えるとき、行の高さはそれぞれに合った適切なデフォルトの高さに設定されます (デジタルの場合は 20、アナログの場合は 100)。
- [Y Range]
- 波形エリアに表示される数値の範囲を指定します。
- Auto
- 表示されている時間の範囲の値が現在の範囲を超えたときに、表示範囲が拡大されます。
- [Fixed]
- 時間範囲を一定にします。
- [Min]
- 波形エリアの一番下に表示される値を指定します。
- [Max]
- 波形エリアの一番上に表示される値を指定します。
どちらの値も浮動小数点として指定できますが、波形オブジェクトの基数が整数の場合、値は整数に切り捨てられます。
- [Interpolation Style]
- データ ポイントを接続するラインの描画方法を指定します。
- [Linear]
- 2 つのデータ ポイント間のラインを直線にします。
- [Hold]
- 2 つのデータ ポイントのうち、左のポイントから右のポイントの X 軸に向かって水平ラインを描画し、そのラインから右のポイントに向かって別のラインを L 字型に描画します。
- [Off Scale]
- 波形エリアの Y 軸を超えた値をどのように描画するかを指定します。
- [Hide]
- 範囲外にある値を非表示にします。波形が波形エリアの上下の範囲外になると、値が範囲内に戻るまで非表示になります。
- [Clip]
- 範囲外にある値は変更され、波形エリアの上下境界線を超えると範囲内に戻るまでは水平ラインとして表示されます。
- [Overlap]
- 波形が波形エリアの範囲を超えてほかの波形と重なったとしても、波形ウィンドウの境界に達するまで値の位置に波形が描画されます。
- [Horizontal Line]
- 指定した値で水平方向のラインを描画するかどうか指定します。このチェック ボックスをオンにすると、Y 軸の [Y Value] で指定した値の位置に水平線が描画されます (指定した値が波形の Y 範囲内である場合)。
[Min] および [Max] の場合と同様、Y 軸の値には浮動小数点値を指定できますが、選択した波形オブジェクトの基数が整数の場合は、整数値に切り捨てられます。
重要: アナログ設定は波形コンフィギュレーションに保存されますが、Y 軸方向のズーム コントロールは非常にインタラクティブであるため、基数などのほかの波形プロパティとは異なり、波形コンフィギュレーションの変更には影響しません。このため、ズーム設定は波形コンフィギュレーションには保存されません。