インシステム ロジック デザインのデバッグ フロー - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

AMD Vivado™ ツールには、実際のハードウェア デバイス上でデザインのインシステム デバッグを実行する機能が多数含まれています。インシステム デバッグ フローには、次の 3 つの段階があります。

  1. プローブ フェーズ: デザインでプローブする信号を特定し、プローブ方法を指定します。
  2. インプリメンテーション フェーズ: プローブするネットに追加されたデバッグ IP を含むデザインをインプリメントします。
  3. 解析フェーズ: デザインに含まれるデバッグ IP にアクセスし、機能的な問題をデバッグおよび検証します。

このインシステム デバッグ フローは、前のセクションで説明した反復デザイン/デバッグ フローを使用することを意図しています。インシステム デバッグ フローを使用する場合は、デザイン サイクルのできるだけ早い段階で、デザインの一部がハードウェアで機能するようにすることをお勧めします。この章では、インシステム デバッグ フローの 3 つの段階を説明し、Vivado ロジック デバッグ機能を使用してデザインがハードウェア上で機能するようにする方法を示します。