AMD Vivado™ ツールには、実際のハードウェア デバイス上でデザインのインシステム デバッグを実行する機能が多数含まれています。インシステム デバッグ フローには、次の 3 つの段階があります。
- プローブ フェーズ: デザインでプローブする信号を特定し、プローブ方法を指定します。
- インプリメンテーション フェーズ: プローブするネットに追加されたデバッグ IP を含むデザインをインプリメントします。
- 解析フェーズ: デザインに含まれるデバッグ IP にアクセスし、機能的な問題をデバッグおよび検証します。
このインシステム デバッグ フローは、前のセクションで説明した反復デザイン/デバッグ フローを使用することを意図しています。インシステム デバッグ フローを使用する場合は、デザイン サイクルのできるだけ早い段階で、デザインの一部がハードウェアで機能するようにすることをお勧めします。この章では、インシステム デバッグ フローの 3 つの段階を説明し、Vivado ロジック デバッグ機能を使用してデザインがハードウェア上で機能するようにする方法を示します。