デフォルトでは、write_bitstream
Tcl コマンドでバイナリ ビットストリーム ファイル (.bit) が生成されます。write_bitstream
で生成されるファイルのフォーマットを変更するには、次のオプションを使用します。
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-raw_bitfile
(オプション): ロー ビット ファイル (.rbt) を生成します。ロー ビット ファイルには、バイナリ ビットストリーム ファイルと同じ情報が ASCII 形式で含まれます。出力ファイル名は <filename>.rbt となります。 -
-mask_file
(オプション): マスク ファイル (.msk) を生成します。マスク ファイルには、ビットストリーム ファイルのコンフィギュレーション データが含まれる場所を示すマスク データが含まれます。このファイルは、検証時にビットストリームのどのビットをリードバック データと比較するべきかを判断するために使用します。マスク ビットが 0 の場合はそのビットはビットストリーム データに対して検証され、1 の場合は検証されません。出力ファイル名は <file>.msk となります。 -
-no_binary_bitfile
(オプション): バイナリ ビットストリーム ファイル (.bit) を生成しません。このオプションは、バイナリ ビットストリーム ファイルを生成せずに、ASCII 形式のビットストリーム ファイルまたはマスク ファイルを生成したり、ビットストリーム レポートを生成したりする場合に使用します。 -
-logic_location_file
(オプション): ラッチ、フリップフロップ、LUT、ブロック RAM、I/O ブロック入力および出力のビットストリーム位置を示す ASCII 形式のロジック ロケーション ファイル (.ll) を生成します。このロケーション ファイルではビットがフレームおよびビット番号で示されるので、FPGA レジスタの内容を調べるのに役立ちます。 -
-bin_file
(オプション): デバイス プログラム データのみを含むバイナリ ファイル (.bin) を生成します。通常のビットストリーム ファイル (.bit) に含まれるヘッダー情報は含まれません。 -
-reference_bitfile <arg>
(オプション): 参照ビットストリーム ファイルを読み込み、指定した参照ファイルからの変更部分のみを含むインクリメンタル ビットストリーム ファイルを生成します。このパーシャル ビットストリームは、既存のデバイスをアップデートされたデザインでインクリメンタルにプログラムする場合に使用できます。