ユーザー XVC 1.0 コマンド - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語

次の表は、XVC 1.0 プロトコルをまとめたものです。

表 1. XVC コマンドの説明
コマンド 説明
getinfo

コマンド形式:

getinfo:

XCV サービス バージョンを取得します。getinfo を受信すると、サービスから次の文字列が返されます。

xvcServer_v1.0:<xvc_vector_len>\n

<xvc_vector_len> は、サービスにシフト可能なベクターの最大幅です。

shift

コマンド形式:

shift:[num bits][tms vector][tdi vector]

num_bits および tdi_vecto のバイト ベクターを使用して tms_vector でシフトを実行します。

num_bits はリトル エンディアン モードの整数です。

これは、ベクターをシフトアウトするのに必要な TCK clk トグルの数を示しています。

tms_vector は、すべての TMS シフト ビットを使用したバイト サイズのベクターです。

このベクターのバイト 0 のビット 0 が最初にシフトアウトされます。

ベクターは num_bits で、最も近いバイトに丸められます。

tdi_vectortms_vector と似ていますが、すべての tdi ベクターがシフトインされるところを示しています。

このコマンドは、シフトインされるビットごとにサンプリングされる該当する tdo ビットを使用して、tms_vector と同じサイズのバイト ベクターを返します。

このベクターのバイト 0 のビット 0 は、シフトから読み出される最初の tdo 値です。

settck

コマンド形式:

settck:[period]

サービス tck 周期を [period] に設定しようとします。

[period] は ns で指定されます。

これはリトル エンディアンの整数値です。

このコマンドは、settck: が終了したときに適用された周期を返します。

返された値の単位は ns です。

これはリトル エンディアンの整数値です。