図 1. 波形 ILA トリガーおよびエクスポート機能
- [Enable Auto Re-Trigger]
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Waveform ウィンドウの [Enable Auto Re-Trigger] ツールバー ボタンをクリックすると、Vivado IDE でトリガー、アップロード、表示操作が正しく完了した後に、[Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA コアが自動的にトリガー待機状態になります。
[Waveform] ウィンドウに表示された ILA コアに対応するキャプチャ データは、トリガー イベントごとに上書きされます。[Auto Re-Trigger] オプションは、[Run Trigger] および [Run Trigger Immediate] コマンドと共に使用できます。動作中のトリガーを停止するには、[Stop Trigger] をクリックします。
- [Run Trigger]
- [Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA コアをトリガー待機状態にし、ILA コアの BASIC または ADVANCED トリガー設定で定義されたトリガー イベントが検出されるようにします。
- [Run Trigger Immediate]
- [Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA コアをトリガー待機状態にし、ILA コアの BASIC または ADVANCED トリガー設定で定義されたトリガー イベントが検出されるようにします。このコマンドは、ILA コアのプローブ入力のすべてのアクティビティをキャプチャして、デザインの動作を検出するのに便利です。
- [Stop Trigger]
- [Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA の ILA コア トリガーを停止します。
- [Export ILA Data]
- ILA コアからのデータをキャプチャし、ファイルに保存します。データは、ネイティブ、.csv、または .vcd フォーマットで保存できます。[Waveform] ウィンドウのツールバー ボタンをクリックすると、次のダイアログ ボックスが表示され、ます。
図 2. [Export ILA Data] ダイアログ ボックス
[ILA Core] でデータをエクスポートする ILA デバッグ コアの名前を選択し、[Format] でフォーマットを [Native]、[CSV]、[VCD] のいずれかに設定します。
- [Native]:
write_hw_ila_data
コマンドで ILA データをデフォルトの ILA ファイル フォーマットでエクスポートします。このフォーマットのファイルは Vivado にインポートして、以前にキャプチャした ILA データを表示するのに使用できます。 - [CSV]:
write_hw_ila_data
コマンドで ILA データをスプレッドシートやサードパーティ アプリケーションにインポート可能な .csv ファイル フォーマットでエクスポートします。 - [VCD]:
write_hw_ila_data
コマンドで ILA データをサードパーティ アプリケーションまたはビューアーにインポート可能な .vcd ファイル フォーマットでエクスポートします。
重要: ILA データは CSV、VCD、またはネイティブ ILA フォーマットにエクスポートできますが、Vivado にインポートできるのはネイティブ ILA フォーマットのみです。Vivado にインポートした ILA データは、以前にキャプチャされたデータをオフラインで表示するためにのみサポートされます。プローブ信号をトリガーするためなどほかの目的で使用することはできません。