波形 ILA トリガーおよびエクスポート機能の使用 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: プログラムおよびデバッグ (UG908)

Document ID
UG908
Release Date
2023-10-19
Version
2023.2 日本語
図 1. 波形 ILA トリガーおよびエクスポート機能
Page-1 Sheet.13 Sheet.14 Auto Re-Trigger Auto Re-Trigger Sheet.15 Run Trigger Run Trigger Sheet.16 Run Trigger Immediate Run Trigger Immediate Sheet.17 Stop Trigger Stop Trigger Sheet.18 Export ILA Data Export ILA Data Standard Arrow Standard Arrow.9 Standard Arrow.10 Standard Arrow.11 Standard Arrow.12 Sheet.12 X16755-032717 X16755-032717
[Enable Auto Re-Trigger]
Waveform ウィンドウの [Enable Auto Re-Trigger] ツールバー ボタンをクリックすると、Vivado IDE でトリガー、アップロード、表示操作が正しく完了した後に、[Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA コアが自動的にトリガー待機状態になります。

[Waveform] ウィンドウに表示された ILA コアに対応するキャプチャ データは、トリガー イベントごとに上書きされます。[Auto Re-Trigger] オプションは、[Run Trigger] および [Run Trigger Immediate] コマンドと共に使用できます。動作中のトリガーを停止するには、[Stop Trigger] をクリックします。

[Run Trigger]
[Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA コアをトリガー待機状態にし、ILA コアの BASIC または ADVANCED トリガー設定で定義されたトリガー イベントが検出されるようにします。
[Run Trigger Immediate]
[Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA コアをトリガー待機状態にし、ILA コアの BASIC または ADVANCED トリガー設定で定義されたトリガー イベントが検出されるようにします。このコマンドは、ILA コアのプローブ入力のすべてのアクティビティをキャプチャして、デザインの動作を検出するのに便利です。
[Stop Trigger]
[Waveform] ウィンドウに関連付けられている ILA の ILA コア トリガーを停止します。
[Export ILA Data]
ILA コアからのデータをキャプチャし、ファイルに保存します。データは、ネイティブ、.csv、または .vcd フォーマットで保存できます。[Waveform] ウィンドウのツールバー ボタンをクリックすると、次のダイアログ ボックスが表示され、ます。
図 2. [Export ILA Data] ダイアログ ボックス

[ILA Core] でデータをエクスポートする ILA デバッグ コアの名前を選択し、[Format] でフォーマットを [Native]、[CSV]、[VCD] のいずれかに設定します。

  • [Native]: write_hw_ila_data コマンドで ILA データをデフォルトの ILA ファイル フォーマットでエクスポートします。このフォーマットのファイルは Vivado にインポートして、以前にキャプチャした ILA データを表示するのに使用できます。
  • [CSV]: write_hw_ila_data コマンドで ILA データをスプレッドシートやサードパーティ アプリケーションにインポート可能な .csv ファイル フォーマットでエクスポートします。
  • [VCD]: write_hw_ila_data コマンドで ILA データをサードパーティ アプリケーションまたはビューアーにインポート可能な .vcd ファイル フォーマットでエクスポートします。
重要: ILA データは CSV、VCD、またはネイティブ ILA フォーマットにエクスポートできますが、Vivado にインポートできるのはネイティブ ILA フォーマットのみです。Vivado にインポートした ILA データは、以前にキャプチャされたデータをオフラインで表示するためにのみサポートされます。プローブ信号をトリガーするためなどほかの目的で使用することはできません。