ILA コアの右クリック メニューの Enable Auto Re-Trigger または ILA ダッシュボードのツールバーの対応するボタンをクリックすると、トリガー、アップロード、表示処理が正しく完了した後に、Vivado IDE で ILA コアが自動的にトリガー待機状態になります。[Waveform] ウィンドウに表示された ILA コアに対応するキャプチャ データは、トリガー イベントごとに上書きされます。[Auto Re-Trigger] オプションは、[Run Trigger] および [Run Trigger Immediate] コマンドと共に使用できます。動作中のトリガーを停止するには、Stop Trigger をクリックします。
次の表に、[Auto Re-Trigger] オプションを使用した際の Vivado IDE ランタイム ソフトウェアとハードウェアの関係を示します。
Software | [Hardware] |
---|---|
ILA コアで [Auto Re-Trigger] オプションをクリック |
ILA が待機状態 ILA がトリガー ILA がキャプチャ バッファーを充填 ILA がフルになる |
データがアップロードされ表示される |
ILA が再び待機状態 ILA がトリガー ILA がキャプチャ バッファーを充填 ILA がフルになる ILA の「フル」イベントから ILA データの表示までに多くのサイクルがミスとなる。 |
重要: ILA データがフルになってから、データがアップロードされて GUI に表示されるまでに遅延があるので、これらのイベント間で ILA がトリガーできたかもしれないのに、ミスとなる可能性が高くなります。