BDC 内のポート境界のアップデート - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange (UG909)

Document ID
UG909
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語
リコンフィギャラブル パーティションの RM 間の互換性を維持するには、ポートが一貫している必要があります。
重要: ブロック デザイン コンテナー (BDC) に含まれる各デザインソースには、同じポート リストが必要です。そうしないと、検証時にデザイン ルール チェックでメッセージが表示されます。
[BD 41-2125] There are boundary differences for </RP_inst> between 'rm1.bd' and 'rm2.bd':
* Port with name 'reset' exists in rm1.bd but not in rm2.bd
[BD 41-2315] Block Design Container </RP_inst> is enabled for Dynamic Function eXchange, 
which means that all the Synthesis sources should settle upon the same boundary. 
Please resolve earlier errors or disable Dynamic Function eXchange and try again.

1 つの RM BD でポートを変更した後、選択した BDC のほかのすべての RM に変更を適用できます。複数の RM に変更を適用するには、次の手順を実行します。

  1. BDC 内のアクティブ ブロック デザインを編集します。アクティブなブロック デザインは、BDC の GUI のラジオ ボタンで示されます。必要に応じてポートを追加または削除し、デザインを検証して保存します。
  2. 最上位ブロック デザインが変更されたことを示す黄色のバナーが表示されます。バナーにある Refresh Changed Modules リンクをクリックし、最上位の BDC インスタンスをアップデートします。
  3. BDC インスタンスに新しいポートと変更されたポートが表示されます。接続して最上位ブロック デザインを完成させます。BD を検証すると、上記のような Critical Warnings が表示されます。
  4. BDC を右クリックし、Update Boundary of Sources をクリックします。プルダウン メニューからマスター インスタンスとして使用する BD を選択します。この BD からのすべてのポートは、ダイアログ ボックスで選択したすべての BD にコピーされます。OK をクリックして変更を適用します。

    ヒント: これにより、update_bd_boundaries Tcl コマンドが実行されます。
    最後に、この BDC 内で使用されるほかのすべてのブロック デザインに戻ります。各 BD に新規または変更されたポートが含まれるようになります。[Update Boundary of Sources] コマンドはポートをアップデートしますが、接続はしません。
    注記: 新規ポートの使用方法を定義するようにしてください。