Dynamic Function eXchange プロジェクト フローには、既存の Vivado プロジェクト ソリューションに Dynamic Function eXchange の主な要件が追加されており、Vivado IDE と Tcl コマンドの両方からアクセスできます。主な要件には、次のものがあります。
- デザイン階層内でリコンフィギャラブル パーティション (RP) を定義
- 各 RP にリコンフィギャラブル モジュール (RM) のセットを配置
- 最上位およびモジュール レベルの合成 run のセットを作成
- 関連インプリメンテーション run のセットを作成
- ソース、制約、オプションの変更に応じて依存関係を管理
- ルールおよび結果をチェック
- コンフィギュレーションを検証
- フル ビットストリームとパーシャル ビットストリームの互換性のあるセットを生成
これらの基本機能では、IP を含む RTL ベース デザインのインプリメンテーション全体がサポートされています。パーシャル リコンフィギュレーション (PR) という用語は、Dynamic Function eXchange (DFX) に置き換えられました。ただし、基本的な Tcl コマンドは変更されないので、既存のプロジェクトおよびスクリプトは安全に移行できます。
このフローでは、すべてのソース (少なくとも最上位 RTL とサブモジュールの合成後のネットリスト) は 1 つの DFX プロジェクト内で管理されます。Vivado で run とソースの間の関係を管理できなくなるので、プロジェクトを分割したりエクスポートしたりできません。