DFX デザインをインプリメントするには、各 RM をリコンフィギャラブルとして指定する必要があります。これには、リコンフィギュレーションする各階層セルの最上位にプロパティを設定します。たとえば、inst_count
という名前の RP があり、このパーティションに 2 つ RM count_up
および count_down
があるデザインがあるとします。最初のコンフィギュレーションをインプリメントする前に次のコマンドを実行する必要があります。
set_property HD.RECONFIGURABLE TRUE [get_cells inst_count]
これにより、DFX デザインを正しくインプリメントするために必要な Dynamic Function eXchange 機能がアクティブになります。HD.RECONFIGURABLE
プロパティにより、いくつかの制約およびタスクが適用されます。
- 指定のセルおよびインターフェイス ネットに
DONT_TOUCH
を設定します。これにより、モジュールの境界を越えた最適化は実行されなくなります。 - セルの Pblock に
EXCLUDE_PLACEMENT
を設定します。これにより、スタティック ロジックがリコンフィギャラブル領域に配置されるのを防ぎます。 - セルの Pblock に
CONTAIN_ROUTING
を設定します。これにより、RM のすべての配線が境界内に収められます。 - DRC、クロック配線などで特別のコードをイネーブルにします。