パーシャル BIT ファイルの基本フォーマットはフル BIT ファイルのものと同じですが、パーシャル BIT ファイルはターゲット領域のコンフィギュレーション フレーム セットに縮小されており、アクティブ デバイスのイベント セットに制限されています。パーシャル BIT ファイルでは次のことが可能です。
- JTAG やスレーブ コンフィギュレーション ポートなどの外部インターフェイスに配布可能。
- 内部コンフィギュレーション ポート ICAP (7 シリーズまたは UltraScale デバイス)、PCAP (Zynq デバイスのみ) または MCAP (UltraScale デバイスのみ) に配布するため BIN ファイルにリフォーマット可能。
BIN ファイルは write_cfgmem
ユーティリティを使用して生成します。次の 3 つの重要なオプションがあります。
- このファイル タイプを生成するには、
-format
を BIN に設定します。 - SelectMap 幅を選択するには
-interface
を使用し、PCAP にはSMAPx32
、UltraScale ICAP にはMCAP
を使用します。-
SMAPx16
およびSMAPx8
(デフォルト) は、7 シリーズ ICAP にも使用できます。 -
SMAPx8
は 7 シリーズの暗号化されたパーシャル ビットストリームに必要です。
-
- PCAP または MCAP をターゲットにするには、
-disablebitswap
を使用する必要があります。
例
ICAP (7 シリーズ デバイス)
write_cfgmem -format BIN -interface SMAPx8 -loadbit "up 0x0 <partial_bitfile>"
ICAP (UltraScale デバイス)
write_cfgmem -format BIN -interface SMAPx32 -loadbit "up 0x0 <partial_bitfile>"
PCAP (Zynq 7000 SoC デバイス) または MCAP (UltraScale デバイスごとに 1 つの PCIe ブロックを使用する場合)
write_cfgmem -format BIN -interface SMAPx32 -disablebitswap -loadbit "up 0x0
<partial_bitfile>"