内部コンフィギュレーション ポートに配布するための BIN ファイルのフォーマット - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange (UG909)

Document ID
UG909
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語

パーシャル BIT ファイルの基本フォーマットはフル BIT ファイルのものと同じですが、パーシャル BIT ファイルはターゲット領域のコンフィギュレーション フレーム セットに縮小されており、アクティブ デバイスのイベント セットに制限されています。パーシャル BIT ファイルでは次のことが可能です。

  • JTAG やスレーブ コンフィギュレーション ポートなどの外部インターフェイスに配布可能。
  • 内部コンフィギュレーション ポート ICAP (7 シリーズまたは UltraScale デバイス)、PCAP (Zynq デバイスのみ) または MCAP (UltraScale デバイスのみ) に配布するため BIN ファイルにリフォーマット可能。

BIN ファイルは write_cfgmem ユーティリティを使用して生成します。次の 3 つの重要なオプションがあります。

  • このファイル タイプを生成するには、-format を BIN に設定します。
  • SelectMap 幅を選択するには -interface を使用し、PCAP には SMAPx32UltraScale ICAP には MCAP を使用します。
    • SMAPx16 および SMAPx8 (デフォルト) は、7 シリーズ ICAP にも使用できます。
    • SMAPx87 シリーズの暗号化されたパーシャル ビットストリームに必要です。
  • PCAP または MCAP をターゲットにするには、-disablebitswap を使用する必要があります。

ICAP (7 シリーズ デバイス)

write_cfgmem -format BIN -interface SMAPx8 -loadbit "up 0x0 <partial_bitfile>"

ICAP (UltraScale デバイス)

write_cfgmem -format BIN -interface SMAPx32 -loadbit "up 0x0 <partial_bitfile>"

PCAP (Zynq 7000 SoC デバイス) または MCAP (UltraScale デバイスごとに 1 つの PCIe ブロックを使用する場合)

write_cfgmem -format BIN -interface SMAPx32 -disablebitswap -loadbit "up 0x0 
<partial_bitfile>"