RP ごとに、DFX デザインの各部分のサイト オーナーシップを確認するためのスクリプトが自動的に作成されます。生成される可視化スクリプトは、アーキテクチャおよびその必要性によって異なります。
すべての PR Pblock に対するスクリプトは hd_visual ディレクトリ (run スクリプトを起動するとディレクトリ内に作成) に自動的に作成されます。これらのスクリプトを使用するには、Vivado IDE に配線済みデザイン チェックポイントを読み込み、スクリプトのいずれかを実行します。これらのデザイン特定のスクリプトでは、ユーザーが定義したコンフィギュレーション タイルをハイライトし、パーシャル BIT ファイルを作成するのに使用されたコンフィギュレーション フレームを表示し、DFX フロアプランから除外されたサイトを示します。モジュール解析や Tandem コンフィギュレーションなどのほかのフロー用にもスクリプトが作成されますが、これらは DFX では使用されません。
7 シリーズ デバイスの場合、メイン スクリプトの名前は <rp_pblock>_AllTiles.tcl で、インプリメントされた RM の配置配線の両方の RP に含まれるサイトすべてが表示されます。その他のスクリプトは、特定の目的用に作成されているので、ほとんどの場合必要ありません。
UltraScale および AMD UltraScale+™ デバイスの場合、スクリプト名は <rp_pblock>_Placement_ AllTiles.tcl および <rp_pblock>_Routing_AllTiles.tcl で、リコンフィギャラブル領域の配置および拡張配線の境界を示します。配置スクリプトの方は、スナップが終了した後のロジック配置に使用可能な範囲を示します。配線スクリプトの方は、拡張配線領域と、その RP 用に作成されたパーシャル ビットストリームの内容を示します。
すべてのデバイスで、blockedBelsRouteThrus.tcl、blockedPins.tcl、および blockedSitesInputs.tcl の 3 つの追加スクリプトを必要に応じてデザインごとに作成します。デザインの密集レベルが高い場合は、これらのスクリプトで制限のあるサイトを示すことができます。この情報は、RP ブロックのサイズと形の調整に使用できるほか、トラブルシュート目的にサポートに送信することもできます。