AMD Vivado™ は、抽象シェルの作成中、プラットフォーム コンパイルで既に配置配線済みの一部のスタティック ロジック パスにフォルス パス制約を推論できます。特定のスタティック ロジック トポロジが抽象シェルに保持されていても、RM コンパイルの入力/出力コーンには含まれないために、再度タイミング制約を設定する必要がない場合があります。これらのフォルス パス制約は、リコンフィギャラブル モジュールの入力/出力コーンの外側にあるスタティック ロジック上にのみ作成されるため、RM のコンパイル時に抽象シェルを使用しても、ユーザーがこれらのフォルス パスの影響を受けることはありません。
ハードウェアでスタティック領域ロジックをダウンロードするために使用される初期ビットストリームは、ユーザー制約を使用してスタティック領域がインプリメントされたプラットフォーム コンパイルから作成されます。したがって、これらのツールによってスタティック領域に作成されたフォルス パスは、ハードウェアには含まれません。RM コンパイル時にこれらのフォルス パスを使用すると、RM コンパイルが RM ロジックとその入力および出力コーンにのみフォーカスできるようになります。