機密デザイン情報およびライセンス IP - 2023.2 日本語

前述のように、スタティック ロジックを切り取ると、2 つの利点があります。

1 つ目は、スタティック プラットフォームから機密デザイン情報のほとんどが削除され、抽象化シェルを受信するユーザーからこの重要な情報を隠すことができるということです。次の情報は残ります。

• RP に接続する同期エレメント
• その同期エレメントと、ターゲット RP 拡張配線領域内の RP 境界にある配線エレメントの間の組み合わせロジック
• 共通のクロッキングまたはその他のグローバル信号に接続されるエレメント

2 つ目は、スタティック デザインに含まれる IP が抽象化シェルから (完全でないにしてもほとんど) 隠されることです。このため、スタティック内の IP (AMDまたはサードパーティ) のライセンス チェックは実行されません。RM を抽象化シェルにインプリメントする場合は、スタティック デザイン内の IP のライセンスは必要ありません。明示的なライセンス チェックの有無にかかわらず、スタティック IP は、上記に説明した機密デザイン情報と同様に動作します。