複数のリコンフィギャラブル Pblock でクロック領域を共有 - 2023.2 日本語

Vivado Design Suite ユーザー ガイド: Dynamic Function eXchange (UG909)

Document ID
UG909
Release Date
2023-11-15
Version
2023.2 日本語

RCLK 行のクロック リソースは、2 つのリコンフィギャラブル パーティションで共有できます。つまり、2 つのリコンフィギャラブル パーティション (RCLK 行の上の RP と RCLK 行の下の RP) でクロック領域を共有できます。内部クロック リソースを持つパーティションが 2 つまでである場合は、1 つのクロック領域を 3 つ以上のリコンフィギャラブル パーティションで共有できます。3 つ以上のリコンフィギャラブル パーティションすべてにクロック リソースがある場合に 1 つのクロック領域を共有すると、DRC エラーが発生します。このエラーは、すべての RP のクロック配線拡張がそのクロック領域の同じ RCLK 行からクロック リソースを取り込もうとするために発生します。このような状況はサポートされません。RCLK 行のクロック トラックは、2 つの RP でのみ共有可能で、それ以上の RP で共有しようとすると DRC エラーになります。

次の図では、2 つのリコンフィギャラブル パーティション rp1 および rp2 が同じクロック領域 X3Y2 を共有しています。両方の RP には内部クロック ネットがあります (黄色とマゼンタでハイライト)。両方のクロックが、同じ RCLK を共有しています。
図 1. 複数のリコンフィギャラブル Pblock でクロック領域を共有
図 2. 内部クロックを持つ 2 つのリコンフィギャラブル モジュールの回路図
図 3. デバイスの拡大図: RCLK の上半分は 1 つのパーティションのクロック ネットで使用され、下半分は別のパーティションのクロック ネットで使用