この手順では、手順 1 で完了させたプロジェクト ファイルに
xelab
コマンドを実行し、シミュレーション スナップショットを作成するため、すべてのデザイン ソースをエラボレート、コンパイル、リンクします。xelab
コマンドを実行するには、コマンド ウィンドウを開きます。- Windows の場合は、コマンド プロンプトを開きます。Linux の場合は、この手順を飛ばして次に進みます。
-
AMD がインストールされているディレクトリに移動し、settings64.bat を実行して、必要に応じて AMD ツールを設定します。
cd install_path\Vivado\2023.x\
settings64.bat
注記: settings64.bat ファイルは、Vivado ML エディションを実行するためのパスをコンピューターで設定するためのものです。ヒント: バッチ ファイルまたはスクリプトでxelab
、xsc
、xsim
、xvhdl
、またはxvlog
コマンドを実行する場合、XILINX_VIVADO 環境変数で Vivado ML エディションのインストール ディレクトリを指定する必要がある場合もあります。XILINX_VIVADO 変数を設定するには、次のいずれかをスクリプトまたはバッチ ファイルに追加します。Windows の場合
set XILINX_VIVADO=<Vivado_install_area>/Vivado/2023.x
Linux の場合
setenv XILINX_VIVADO <Vivado_install_area>/Vivado/2023.x
または
export XILINX_VIVADO=<Vivado_install_area>/Vivado/2023.x
-
<Extract_Dir>/scripts フォルダーに移動します。
提供の
xelab
バッチ ファイル (xelab_batch.bat) は完成していないので、前に説明したように、正しいシミュレーション スナップショットを作成するよう、xelab
構文を使用してこのファイルを変更する必要があります。 - 次のオプションを追加するため、xelab_batch.bat ファイルを変更します。
- プロジェクト ファイルを指定します: -prj simulate_xsim.prj
- 出力されるシミュレーション スナップショットの名前を指定します: -s run_sineGen
- ライブラリおよび最上位デザイン ユニットを指定します: xil_defaultlib.testbench
xelab コマンドに使用可能なオプションの詳細は、 『Vivado Design Suite ユーザー ガイド: ロジック シミュレーション』 (UG900) を参照してください。
- バッチ ファイルを保存し、閉じます。
- コマンド ウィンドウで xelab_batch.bat ファイルを実行してコンパイルし、シミュレーション スナップショットを作成します。
xelab_batch.bat
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xelab
の出力が、コマンド プロンプト ウィンドウに出力された内容と同じであることを確認します。注記:xelab
コマンドにより、このコマンドが実行されるディレクトリに xelab.log ファイルも生成されます。このログ ファイルには、xelab
コマンドを実行したときに表示されたすべてのメッセージおよび結果が記録されているので、後で確認ができます。ヒント:xvlog
およびxvhdl
コマンドにより HDL デザイン ソースが解析されたら、xelab
コマンドを使用して、指定のシミュレーション ライブラリを読み出すこともできます。xelab
コマンドはここで説明されているのと同じように使用できますが、シミュレーション プロジェクト ファイルがないので、-prj
オプションは不要です。