次は、デザイン全体の機能を解析しやすくするため、ほかのデザイン ユニットからの信号を追加します。波形ウィンドウに信号を追加する場合、ウィンドウのサイズが決まっているので、同時にすべての信号を表示させるのが難しくなります。すべての信号を確認するには、垂直方向のスクロール バーを使用する必要があるので、確認作業が難しくなるのです。
そこで、確認作業を楽にするため、関連信号をまとめることができます。グループにまとめると、関連信号だけを表示したり非表示にしたりできるので、波形ウィンドウの表示が複雑にならず、信号を把握しやすくなります。
- 波形ウィンドウで、テストベンチ ユニットにある信号をすべて (
sys_clk_p
、sys_clk_n
、reset
、gpio_buttons
、gpio_switch
、およびleds_n
) 選択します。注記: Ctrl キーまたは Shift キーを押しながら、複数の信号をクリックして選択します。 - 信号を選択した状態で右クリックし、New
Group をクリックします。これを「TB Signals」と名前を付けます。
AMD Vivado™ シミュレータにより、波形設定ウィンドウにグループが作成されます。このグループを展開するには、グループ名の左側にある をクリックします。
-
sine[19:0]
およびsine_sel[1:0]
信号をグループにまとめるため、DUT Signals という名前の信号グループを作成します。信号は随時、グループへ追加、またはグループから削除できます。波形ウィンドウの信号リストから信号をカット アンド ペーストするか、あるグループから信号を別のグループにドラッグ アンド ドロップします。
または、信号を [Objects] ウィンドウから波形ウィンドウにドラッグ アンド ドロップすることもできます。
すべての信号をグループからはずして、グループを削除することもできます。波形ウィンドウでグループを選択して右クリックし、Ungroup をクリックします。
どの信号がどのデザインに対応するしているかを視覚的に把握しやすくするには、ディバイダーを追加して、信号をデザイン ユニットごとに分けます。